段ボール製品製造の㈱内藤は、災害時に避難所で使用する段ボール製の簡易ハウス「ダンほーむS」を開発しました。
工具がなくても組み立てることができ、繰り返し使うことも可能。避難所でも被災者がプライベートの空間を確保できるよう、自治体などに導入を呼びかけていきます。
「ダンほーむS」は、幅180cm、奥行きと高さは150cmで、大人2人がゆったりと横になれる大きさです。細長く開けた穴に出っ張りの部分を差し込んで組み立てます。強度を高めるため、L字形のプラスチック製部品を四隅にはめ込みます。総重量は15kg。
出入り口を2ケ所設け、冷えを防ぐため、床に敷く段ボールマット2枚をセットにしました。屋根は2枚に分かれていて、明かりを取り込む場合は半分だけ使用します。連結することが可能で、大人数の家族にも対応できます。
2003年、びょうぶ状の段ボール製仕切り「ダンほーむ」を開発。2004年の新潟中越地震では、旧山古志村の避難所となった長岡高校体育館で使用されました。
プライベートの空間をさらに確保するため、内藤社長が役員を務める「NPO法人減災ネットやまなし」と連携し、約2ケ月間かけて開発しました。
自治体や企業などに導入を提案していく予定で、本体価格は3万円。テントと組み合わせた屋外タイプの開発も検討しています。
内藤社長は、「万一の場合に少しでも快適に生活できるよう、配備してもらえれば」と話しています。

